9月14日は「食いしん坊の日」です。
「食いしん坊」と聞くと、食べる量が多い人を思い浮かべるかもしれません。しかし、この記念日が大切にしているのは、単なる大食いではありません。
おいしい料理を探し、新しい味に興味を持ち、旬の食材を味わい、食卓を楽しむ。そして、その料理を支えている生産者や料理人への感謝も忘れない。
そんな食を心から楽しむ姿勢が、「食いしん坊の日」に込められた魅力です。
9月14日は、いつもの食事を少しだけ丁寧に味わいながら、食べることの楽しさを再発見してみませんか。
「食いしん坊の日」は誰が制定した?
「食いしん坊の日」を制定したのは、食の楽しみを提案する雑誌『dancyu(ダンチュウ)』を発行する株式会社プレジデント社です。
この記念日は、「dancyu食いしん坊倶楽部」のメンバーが1万人を突破したことを記念して制定されました。
2021年(令和3年)には、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
食をテーマにした雑誌から生まれた記念日だけに、単に「たくさん食べる日」ではなく、食事をもっと美味しく、もっと楽しくすることを大切にしているのが特徴です。
さらに、生産者や料理人など、食を支える人たちへの感謝を忘れないことも、この記念日の重要なテーマとなっています。
9月14日が「食いしん坊の日」になった理由
日付の由来は、分かりやすい語呂合わせです。
9=く、1=い、4=し
これに「んぼう」を続けることで、
「く(9)・い(1)・し(4)んぼう」
となります。
「食いしん坊」という親しみやすい言葉を、そのまま日付に結び付けたユニークな記念日です。
9月14日という日付を見たときに、「食いしん坊の日」と思い出せるのも、この記念日の面白さの一つでしょう。
食いしん坊の本当の魅力は「好奇心」
食いしん坊の魅力は、たくさん食べることだけではありません。
「この料理はどんな味だろう?」
「この食材はどこで作られているのだろう?」
「同じ料理でも地域によって違うのかな?」
「今が旬なのは何だろう?」
そんな疑問を持つことも、食いしん坊ならではの楽しみです。
一つの料理に興味を持ったことから、その料理の材料や産地、地域の食文化へと関心が広がることもあります。
食は、知らない世界へつながる身近な入り口です。
だからこそ、「食べることが好き」という気持ちは、単純な食欲ではなく、新しいものを知りたいという好奇心にもつながっています。
「おいしい」は五感でつくられる
料理を味わうとき、私たちは舌だけを使っているわけではありません。
焼きたてのパンから漂う香ばしい香り。
鉄板の上で肉が焼ける音。
炊きたてのご飯から立ち上る湯気。
彩り豊かな料理の盛り付け。
サクサク、ふわふわ、もちもちといった食感。
こうした視覚、嗅覚、聴覚、触覚などの感覚が重なり、食事の楽しさを生み出します。
いつもの料理でも、少し意識を変えてみると新しい魅力に気づくかもしれません。
「どんな香りがする?」
「どんな食感だろう?」
「この味を引き立てているのは何だろう?」
そんなふうに一口一口を味わってみるのも、食いしん坊らしい楽しみ方です。
旬を探すと、食卓がもっと楽しくなる
日本の食文化には、季節の食材を楽しむ習慣があります。
春には山菜、夏にはとうもろこしや枝豆、秋にはきのこや栗、冬には大根や白菜など、季節によって食卓の主役が変わります。
9月は夏から秋へと季節が移り変わる時期。
これから旬を迎える食材を探してみれば、季節の変化を味覚から感じられるでしょう。
スーパーや市場で「今が旬なのは何だろう?」と探してみるだけでも、普段の買い物が少し楽しくなります。
旬の食材を料理してみることも、食への興味を深めるきっかけになります。
一皿の料理に感謝する
私たちの目の前にある料理は、突然そこに現れたものではありません。
野菜を育てる農家。
魚を獲る漁師。
畜産物を生産する人。
食材を加工する人。
食材を運ぶ人。
そして、それらを料理として仕上げる料理人。
一つの料理の背景には、たくさんの人の仕事があります。
だからこそ、食を楽しむときには「おいしい」という喜びだけでなく、そのおいしさを生み出してくれた人たちへの感謝も大切です。
「食事をもっと美味しく、もっと楽しく」という気持ちは、食を支える人への敬意があってこそ、より豊かなものになります。
それが「食いしん坊の日」が考える、食との向き合い方なのです。
食卓は思い出をつくる場所
食べ物は、味だけでなく記憶にも残ります。
子どものころに家族と食べた料理。
誕生日に用意してもらったごちそう。
旅行先で初めて食べた郷土料理。
友人と一緒に見つけたお気に入りの店。
料理の香りや味をきっかけに、そのときの会話や景色まで思い出すことがあります。
食事は、空腹を満たすだけではありません。
人と過ごした時間や、その日の出来事まで一緒に記憶する時間でもあります。
だからこそ、何気ない毎日の食事も、人生の中では大切な思い出になっていくのかもしれません。
読者へのメッセージ
9月14日の「食いしん坊の日」は、食べることを改めて楽しむきっかけにしてみませんか。
毎日の食事は、忙しいと「済ませるもの」になってしまうことがあります。
しかし、料理の香りを感じ、季節の食材を味わい、誰かと「おいしいね」と言葉を交わすだけで、いつもの食卓は違った表情を見せてくれます。
そして、その一皿ができるまでには、生産者、加工する人、運ぶ人、販売する人、料理する人など、数え切れないほどの人の力がつながっています。
食べることを楽しむ心と、食を支える人への感謝。
この二つを大切にすれば、「食いしん坊」という言葉は、単なる大食いではなく、食の魅力を知り、味わい、楽しみ、そこに関わる人々にも思いを寄せる姿勢へと変わります。
9月14日は、あなたが好きな一皿をゆっくり味わってみてください。
新しい味を探すのもいいでしょう。
旬の食材を楽しむのもいいでしょう。
誰かと食卓を囲むのも素敵です。
「おいしい」を見つける好奇心と、「ありがとう」を忘れない気持ち。
それが、9月14日に大切にしたい「真の食いしん坊」なのではないでしょうか。
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