9月1日は「ねんどの日」です。
粘土といえば、子どもの頃に丸めたり、伸ばしたり、好きな形を作ったりした思い出がある人も多いでしょう。
一見すると素朴な素材ですが、粘土は使う人の発想次第で、動物や植物、料理、スイーツ、人物など、さまざまなものへ姿を変えます。
そんな粘土の魅力を広める記念日を制定したのが、粘土アーティストの岡田ひとみさんです。
「ねんドル」と呼ばれる岡田さんは、粘土を使ったミニチュアフード作りなどで知られ、子どもたちの創造力や想像力を育む活動にも取り組んでいます。
今回は、9月1日が「ねんどの日」になった意外な理由から、岡田ひとみさんの活動、そして粘土だからこそ楽しめるものづくりの世界まで紹介します。
9月1日はなぜ「ねんどの日」?
「ねんどの日」は、粘土アーティストの岡田ひとみさんによって制定されました。
日付の由来は、9月1日の数字を使った語呂合わせです。
9=ク
0=レ
1=イ
と読むことで、「クレイ(clay)」になります。
英語の「clay」は「粘土」を意味する言葉です。
つまり、
9月1日 → ク・レ・イ → clay → 粘土
という言葉のつながりから、9月1日が「ねんどの日」となっています。
日本語の「ねんど」ではなく、英語の「clay」を数字の語呂合わせにしているところが特徴的です。
「9月1日」と聞いて、まさか「クレイ」と読めるとは思わないかもしれません。
記念日の由来を知ることで、普段何気なく見ている日付にも、ちょっとした発見が生まれます。
「ねんどの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「ねんドル」岡田ひとみさんとは?
制定者の岡田ひとみさんは、粘土を使った作品を生み出す粘土アーティストです。
「ねんドル」という呼び名でも知られ、特に小さな食べ物を粘土で表現するミニチュアフードの制作などで活躍しています。
岡田さんの活動で特徴的なのは、作品を作るだけではありません。
粘土を使ったものづくりを通して、子どもたちの創造力や想像力を育む活動にも取り組んでいます。
粘土は、完成形が最初から決められている素材ではありません。
「何を作ろうか」と考えるところから始まり、自分のイメージを手で形にしていきます。
そのため、粘土に触れることは、自由な発想を実際のものづくりへつなげる体験にもなります。
「ねんどの日」には、こうした粘土の可能性をより多くの人に知ってもらいたいという思いが込められています。
粘土は「形のないもの」を形にできる
粘土の魅力は、形を自由に変えられることです。
丸めれば球になり、伸ばせば細長くなり、押せば平らになります。
さらに、複数のパーツを組み合わせることで、複雑な形も作れます。
例えば動物を作る場合でも、顔、耳、胴体、足などを別々に作り、それぞれを組み合わせることで一つの作品になります。
ここで重要なのは、「何を作るか」が決められていないことです。
同じ粘土を渡されても、人によって作るものは違います。
動物を作る人もいれば、食べ物を作る人もいる。
抽象的な形を作る人もいるでしょう。
粘土には、作り手の発想をそのまま作品に反映できる自由があります。
粘土の「やり直せる」面白さ
粘土には、もう一つ大きな特徴があります。
それは、形を変えながら何度でも試せることです。
「思ったより大きくなってしまった」
「バランスが悪い」
「イメージしていた形と違う」
そんなときでも、粘土なら形を整え直せます。
必要なら粘土を足し、不要な部分を取り除き、再びこねることもできます。
この試行錯誤が、粘土によるものづくりの面白いところです。
完成した作品だけを見るのではなく、そこへたどり着くまでの「作って、直して、また試す」という過程そのものを楽しめます。
小さな世界を作る「ミニチュアフード」
岡田ひとみさんの活動でも知られているのが、粘土によるミニチュアフードです。
ミニチュアフードは、料理やパン、スイーツなどを小さなサイズで表現する作品です。
小さくするだけなら簡単に思えるかもしれませんが、本物らしさを出すには細かな観察が必要です。
例えばパンなら、表面の焼き色や質感。
ケーキなら、スポンジやクリーム、フルーツの配置。
料理なら、具材の形や盛り付け方。
こうした特徴を観察して小さな作品の中に落とし込むことで、実物を思わせる表現が生まれます。
ミニチュアフードの魅力は、単に「小さい」ことだけではありません。
普段何気なく見ている食べ物を、細部まで観察してみることで、新しい発見があるところにもあります。
粘土は「観察する力」も引き出してくれる
粘土で作品を作ろうとすると、身近なものをよく見るようになります。
例えばリンゴを作るなら、完全な丸ではないことや、少しくぼんでいること、ヘタが付いていることなどに気づくでしょう。
ケーキなら、クリームの形やフルーツの並び方にも目が向きます。
普段は意識していなかった特徴を見つけ、それを作品へ取り入れる。
この「見る → 気づく → 作る」という流れも、粘土ならではの楽しみです。
子どもの遊びから本格的なアートまで
粘土は、子どもの工作だけに使われるものではありません。
陶芸では、粘土から茶碗や皿、花器などが作られます。
ハンドメイドでは、アクセサリーや小物などの制作にも利用されています。
ミニチュア作品では、非常に小さな世界を表現する素材として活躍します。
このように、粘土は年齢や目的によって楽しみ方が大きく変わる素材です。
子どもにとっては自由な遊びの材料。
大人にとっては趣味やアートの素材。
そして、作り手によっては本格的な表現手段にもなります。
読者へのメッセージ
9月1日の「ねんどの日」は、粘土の魅力を改めて見つめるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
「9・0・1」を「ク・レ・イ」と読むことで「clay=粘土」につながる、このユニークな記念日。
その背景には、粘土を使って子どもたちの創造力や想像力を育む活動を続ける、岡田ひとみさんの思いがあります。
粘土の前に座ったら、最初から上手な作品を作ろうとする必要はありません。
丸めてみる。
伸ばしてみる。
好きなものを作ってみる。
思った形にならなければ、こね直してみる。
そんな自由な試行錯誤こそ、粘土の醍醐味です。
子どもの頃に粘土で遊んだ人なら、懐かしい感覚を思い出せるかもしれません。
大人なら、ミニチュアフードや陶芸など、少し本格的な粘土作品に挑戦してみるのも楽しそうです。
完成した作品だけを見るのではなく、「何を作ろう?」と想像し、手を動かしながら形を生み出していく時間を楽しむ。
それが、粘土という身近な素材の持つ大きな魅力です。
9月1日は「クレイ(clay)」から始まる、粘土の魅力を再発見する日。今日は少しだけ童心に戻って、頭の中にある「作ってみたい」を自由な形にしてみませんか?
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