スキップしてメイン コンテンツに移動

にわとりの日は毎月28日|鳴き声・卵・鶏肉から知るニワトリの身近な話

淡いパステルカラーで描かれた、鳴いているかわいいにわとりと、その隣に並ぶ2個の卵のイラスト

毎月28日は「にわとりの日」です。

「2(に)・8(わ)」の語呂合わせから、1978年(昭和53年)6月に日本養鶏協会などの養鶏関係者によって制定されました。鶏肉や鶏卵の消費拡大を目的とした記念日です。

ニワトリといえば、朝の「コケコッコー」という鳴き声や、卵、鶏肉など、私たちの生活にとても身近な存在です。

しかし、身近だからこそ、意外と知らないこともあります。

今回は「にわとりの日」をきっかけに、ニワトリの習性や卵、鶏肉について見ていきましょう。


2月8日にも「にわとりの日」がある?

「にわとりの日」と聞くと、毎月28日を思い浮かべる人が多いかもしれません。

実は、**2月8日にも「にわとりの日」**があります。

こちらも「2(に)・8(わ)」という同じ語呂合わせによるものですが、毎月28日の記念日とは別に、トリゼンフーズ株式会社が制定した記念日です。

同じ「にわとりの日」という名前でも、制定した団体や記念日の成り立ちは異なります。

記念日には、このように同じ語呂合わせから別々の記念日が生まれるケースもあります。


ニワトリは「朝だから」鳴いているわけではない?

ニワトリと聞いて、多くの人が思い浮かべるのが「コケコッコー」という鳴き声です。

特に雄鶏は早朝から大きな声で鳴くため、「朝を知らせる鳥」というイメージがあります。

ところが、雄鶏は朝だけ鳴いているわけではありません。

鳴く理由には、縄張りを主張したり、自分の存在を周囲に知らせたりすることなどがあります。

そのため、昼間や夕方に鳴くこともあります。

「朝になるとニワトリが鳴く」というイメージはありますが、実際のニワトリは一日を通して鳴き声を聞かせることがあるのです。


歩くときに首が前後するのはなぜ?

ニワトリが歩いている姿を見ると、首を前後に動かしているように見えます。

これは、周囲を見るための重要な動きです。

鳥類は頭を動かすことで視界を安定させ、周囲の状況を捉えています。

そのため、ニワトリが歩くときの特徴的な首の動きも、かわいらしい仕草というだけではありません。

普段何気なく見ている姿にも、生き物としての合理的な仕組みが隠れています。


雌鶏は雄鶏がいなくても卵を産む

卵についても、意外と知られていないことがあります。

雌鶏は、雄鶏がいなくても卵を産みます。

私たちが普段食べている卵の多くは受精していない卵です。

一方、雄鶏との交尾によって受精すると、ヒナになる可能性のある受精卵になります。

つまり、

  • 雌鶏だけでも卵は産む

  • 受精には雄鶏が必要

  • 食用として流通する卵の多くは受精していない

という違いがあります。

「卵を産むために雄鶏が必要」というわけではないのです。


卵は料理の中で大活躍

卵は、そのまま食べるだけではありません。

目玉焼き、ゆで卵、卵焼き、オムレツ、茶碗蒸し、親子丼など、さまざまな料理に使われています。

さらに、ケーキやプリンなどのお菓子にも欠かせません。

卵には、材料をまとめたり、固めたり、ふんわりさせたり、焼き色をつけたりする働きがあります。

一つの食材でありながら、料理の中ではさまざまな役割を担っているところも卵の魅力です。


鶏肉はさまざまな料理に使われている

ニワトリは卵だけでなく、鶏肉としても私たちの食卓に欠かせない存在です。

焼き鳥、唐揚げ、照り焼き、親子丼、水炊き、チキンカレーなど、和食から洋食まで幅広い料理に使われています。

部位によっても特徴が異なります。

  • もも肉:適度な脂があり、ジューシー

  • むね肉:脂が比較的少なく、さっぱりした味わい

  • ささみ:淡白でやわらかな食感

  • 手羽先・手羽元:骨付きならではの味わいが楽しめる

一羽のニワトリから、さまざまな料理が生まれていることを考えると、改めて身近で奥深い食材だと感じられます。


にわとりの日に食卓を見つめてみる

「にわとりの日」は、鶏肉や鶏卵の消費拡大を目的として制定された記念日です。

普段から食べている卵や鶏肉も、少し意識してみると、ニワトリという生き物から生まれた大切な食材であることに気づきます。

朝食の卵焼き、昼食の親子丼、夕食の唐揚げなど、ニワトリは一日のさまざまな場面で私たちの食卓に登場しています。


読者へのメッセージ

毎月28日の「にわとりの日」をきっかけに、普段何気なく食べている卵や鶏肉を少し違った目で見てみるのもよいでしょう。

朝の鳴き声、歩くときの首の動き、卵を産む仕組みなどを知ると、身近なニワトリにも知らなかった一面が見えてきます。

そして、いつもの卵料理や鶏肉料理を味わうときには、その食材のもとになっているニワトリにも少し思いを向けてみてはいかがでしょうか。

毎月28日は、身近な「にわとり」のことを知り、いつもの食卓を改めて見つめる日にしてみましょう。


関連記事

コメント

このブログの人気の投稿

アスペンの森(Quaking aspen)|コロラド州・ユタ州を黄金色に染める地下でつながる生命の不思議

アメリカ西部の山々を秋に訪れると、緑の針葉樹に囲まれた斜面が、まるで黄金色の絨毯を敷いたように変わっている光景に出会います。 その主役となっているのが、**アスペン(Quaking Aspen)**です。 特にコロラド州とユタ州では、広大なアスペンの森が山岳地帯に広がっています。 風が吹くと、丸みを帯びた葉が一斉に揺れ、森全体がきらきらと光っているように見えます。 ところが、この美しい森には意外な秘密があります。 目の前に何千本もの木が並んでいても、それらがすべて「別々の木」とは限らないのです。 地下に広がる根をたどっていくと、森全体がひとつの巨大な生命体につながっていることがあります。 今回は、コロラド州とユタ州のアスペンの森から見えてくる、知られざる自然の仕組みを紹介します。 アスペンはどんな木? アスペンの学名は Populus tremuloides 。 日本語では「ヤマナラシ」に近い仲間で、英語では「Quaking Aspen」「Trembling Aspen」などと呼ばれます。 「Quaking」には「震える」という意味があります。 その名前の由来は、葉が風に合わせて細かく揺れる姿です。 アスペンの葉柄は左右に平たくなっているため、わずかな風でも葉がひらひらと動きます。 そのため、静かな森でも葉が一斉に揺れ、独特の「さらさら」という音が生まれます。 コロラド州ではアスペンは非常に重要な森林を形成しており、州内の森林の約20%、約500万エーカーを占めるとされています。 また、標高約6,500~11,500フィート(約2,000~3,500m)の地域で見られ、特に西部の山地に広く分布しています。 なぜ山一面が黄金色になるの? アスペンの森を有名にしているのが、秋の鮮やかな黄葉です。 夏のアスペンの葉は緑色ですが、秋になると一気に黄色や黄金色へと変化します。 これは、葉の中にある クロロフィル の働きが弱まるためです。 春から夏にかけてはクロロフィルが強く働いているため、葉は緑色に見えます。 ところが秋になって日照時間が短くなり、気温が下がってくると、アスペンは冬に向けて葉のクロロフィルを分解していきます。 すると、それまで緑色に隠れていた黄色やオレンジ系の色素が目立つようになります。 つまり秋のアスペンは、 「黄色く色をつけている」というより、「緑色の覆い...

シーダーメサ(Cedar Mesa)|ユタ州の大地に刻まれた峡谷と古代の暮らし

アメリカ・ユタ州南東部に、シーダーメサ(Cedar Mesa)と呼ばれる広大な台地があります。 乾燥した大地に白や赤、オレンジ色の岩肌が広がり、台地の縁には深い峡谷や崖が刻まれています。 一見すると、荒々しい岩山が広がるだけの場所に見えるかもしれません。 しかし、シーダーメサを知るほど、その風景が単なる「絶景」ではないことに気づきます。 そこには、 はるか昔の砂が岩になった地球の歴史と、峡谷で暮らした古代の人々の歴史 が重なっているのです。 シーダーメサは「山」ではなく巨大な台地 シーダーメサは、ユタ州南東部のサンフアン郡に位置する台地です。 面積は400平方マイル(1,000平方キロメートル)を超え、中心部の標高は約6,500フィート(約2,000m)。 周囲の地形は平均約4,200フィート(約1,300m)なので、シーダーメサは周辺よりかなり高い場所にあります。 この大きな標高差が、シーダーメサの景観を特徴づけています。 台地の縁を水が長い年月をかけて削り続けた結果、深い峡谷や切り立った崖が生まれました。 つまり、シーダーメサの壮大な景観は、 高く残った大地と、それを削り続けた侵食の力 によって生まれたものなのです。 目の前の岩は、はるか昔の「砂」だった シーダーメサの景観を理解するうえで重要なのが、砂岩です。 現在は硬い岩になっていますが、その起源をたどると、はるか昔に堆積した砂に行き着きます。 シーダーメサ砂岩は、およそ2億9,000万~2億7,500万年前ごろに形成された地層です。 当時は現在とはまったく違う環境で、風によって運ばれた砂が大規模な砂丘をつくっていました。 その砂が長い時間をかけて堆積し、固まり、現在の砂岩になったのです。 目の前にある巨大な岩壁が、かつては風に舞う砂だったと考えると、景色の見え方も変わってきます。 シーダーメサの岩は、太古の砂丘が残した記録なのです。 白い岩と赤い岩が生まれる理由 シーダーメサ周辺では、白っぽい砂岩だけでなく、赤やオレンジ色の地層も目に入ります。 この色の違いも、ユタ州南東部の景観を印象的にしている特徴です。 岩石に含まれる鉄が酸化すると、赤やオレンジ色が現れます。 一方、鉄分の少ない砂岩は白っぽく見えます。 そのため、岩壁を眺めると、まるで大地に赤や白の模様が描かれているように感じられます。 夕方に光が低く...

アンベール城(Amber Fort/Amer Fort)|山の上に築かれた城塞と華麗な宮殿の見どころ

インド北西部、ラージャスターン州の州都ジャイプール。 その郊外の丘の上に、まるで山そのものに溶け込むように築かれた壮大な城があります。 それが**アンベール城(Amber Fort/Amer Fort)**です。 遠くから見ると、分厚い城壁を持つ堅固な要塞。 ところが中へ入ると、華麗な門、庭園、宮殿、鏡で飾られた部屋など、王宮らしい優雅な空間が次々に現れます。 「戦うための城」と「暮らすための宮殿」。 一見すると正反対に思える二つの役割を、ひとつの場所に凝縮しているのがアンベール城の大きな魅力です。 アンベール城はどこにある? アンベール城は、インドのラージャスターン州ジャイプールから約11kmの場所にあります。 現在のジャイプール市街地から見ると、丘陵地帯の中にそびえる壮大な城塞です。 アンベールはかつて、この地域を治めたカチワーハ家の拠点でした。 その後、18世紀にジャイプールへ都が移されましたが、アンベール城には現在も当時の王家の繁栄を伝える宮殿や城壁が残されています。 そして2013年には、「ラージャスターンの丘陵城塞群」の構成資産のひとつとして、ユネスコ世界遺産に登録されました。 「アンベール」と「アメール」は同じ? アンベール城を調べていると、 「Amber Fort」 「Amer Fort」 「Amber Palace」 など、いくつかの呼び方が出てきます。 これは別々の城ではありません。 日本語では「アンベール城」と呼ばれることが多いですが、英語では「Amer Fort」や「Amber Fort」と表記されます。 ラージャスターン州政府の観光情報でも「Amber Palace」として紹介されており、複数の呼び方を知っておくと、海外の資料を調べるときにも便利です。 現在の城の建設は1592年から アンベール城の現在につながる大規模な建設は、1592年にマハラジャ・マン・シン1世によって始められました。 その後も歴代の支配者によって増築や整備が続けられ、現在見られる壮大な宮殿群へと発展していきました。 つまりアンベール城は、一人の王が一度に完成させた建物というよりも、 時代を重ねながら姿を変えてきた巨大な王宮・城塞 なのです。 城なのに、なぜこんなに華やかなの? アンベール城の面白いところは、外側と内側の印象が大きく違うことです。 外側には、丘陵に沿って...

ウィナッツ・パス(Winnats Pass)|石灰岩の峡谷に刻まれたイングランドの峠道と伝説

イングランド北部、ダービーシャーのピーク・ディストリクトには、まるで巨大な岩壁に挟まれたような印象的な峠道があります。 その名は ウィナッツ・パス(Winnats Pass) 。 急斜面の石灰岩の山々に囲まれた細い道が、谷間を縫うように伸びています。なだらかな丘陵が広がるイングランドの風景を思い浮かべていると、その荒々しい地形には少し驚かされるかもしれません。 しかし、この場所の魅力は険しい景観だけではありません。 ウィナッツ・パスには、太古の海、石灰岩の地層、古い伝説、そして人々が山を越えてきた歴史が重なっています。 ウィナッツ・パスはどこにある? ウィナッツ・パスは、イングランド中部から北部に広がる ピーク・ディストリクト国立公園 の西側、ダービーシャーに位置しています。 現在は、キャッスルトン(Castleton)とホープ・バレー方面を結ぶ道路の一部として知られています。 周囲には石灰岩の山々が連なり、道路の両側には急な斜面が迫ります。 特に特徴的なのが、道路を挟んで左右にそびえる岩の斜面です。 谷底を走る道路から上を見上げると、山肌の巨大さが際立ち、ウィナッツ・パス独特の迫力ある景観を生み出しています。 「パス」は山を越える道 Winnats Passの「Pass」は、英語で 山道や峠、山を越える通路 を意味します。 つまりウィナッツ・パスは、名前そのものが「ウィナッツの峠道」という性格を表しています。 山地では、険しい山をどこから越えるかが非常に重要です。 標高の高い場所を無理に越えるのではなく、谷や地形の切れ目を利用して通過する。 こうした自然の地形を利用した場所が、古くから交通路として発達してきました。 ウィナッツ・パスも、まさに山地の地形が生み出した「通り道」といえるでしょう。 なぜ、こんなに険しい地形になったの? ウィナッツ・パスの景観を理解する鍵は、 石灰岩 です。 ピーク・ディストリクトには広い範囲に石灰岩が分布しており、その起源は非常に古い時代にさかのぼります。 現在のイングランドが形成されるはるか以前、この地域には暖かく浅い海が広がっていました。 そこに海洋生物の殻や骨格など、炭酸カルシウムを含む物質が長い時間をかけて堆積しました。 それらが固まり、長い地質時代を経て石灰岩の地層となったのです。 その後、地殻変動や侵食などによって地形が変化...

サントネー(Santenay)|ワインと温泉の歴史が息づくブルゴーニュの村

フランス東部、ブルゴーニュ地方にある**サントネ(Santenay)**は、ワイン好きなら一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。 なお、日本語では**「サントネー」「サントネイ」 などと表記されることもあります。この本文では、地名の表記として サントネ(Santenay)**を使用します。 ブドウ畑が広がる丘陵地に、古い石造りの建物や教会が点在するサントネは、華やかな観光都市とはまた違った、ブルゴーニュらしい落ち着いた魅力を持つ村です。 しかも、サントネの魅力はワインだけではありません。 実はここには 温泉の歴史 もあり、さらに村を見下ろす場所には中世の面影を感じさせる建物も残されています。 今回は、そんなサントネを少し違った角度から眺めてみましょう。 サントネはどこにある? サントネは、フランスのブルゴーニュ地方、現在の行政区分では ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏コート=ドール県 に位置しています。 有名なワイン産地である コート・ド・ボーヌ の南端に近く、周辺にはムルソーやポマール、ヴォルネイなど、世界的に知られるワイン産地が並んでいます。 サントネの周囲にもブドウ畑が広がり、丘の斜面を縫うように畑が続く風景は、まさにブルゴーニュらしい景観です。 町を歩いていると、観光地として整えられた華やかさよりも、ワイン造りと暮らしが自然に結びついている土地であることを感じられます。 サントネといえばワイン サントネでまず注目したいのが、もちろんワインです。 サントネでは 赤ワインと白ワインの両方 が造られています。 赤ワインの主要品種はピノ・ノワール、白ワインではシャルドネが中心です。 同じブルゴーニュ地方のワインでも、畑の位置や土壌、斜面の向きなどによって味わいが変化するため、サントネのワインを知ると、ブルゴーニュの「テロワール」という考え方にも興味が湧いてきます。 特に面白いのは、ワインの名前だけではなく、 どの村の、どの畑で造られたのか という土地そのものが重要視されていること。 ブルゴーニュでは、同じブドウ品種を使っていても、畑の違いがワインの個性につながります。 つまり、ワインを飲むことが、その土地の地形や土壌を知ることにもつながるのです。 ワインの村なのに「温泉」がある? サントネの意外な一面が、 温泉地としての歴史 です。 サントネには鉱泉があ...