毎月19日は「シュークリームの日」です。
スーパーやコンビニのスイーツコーナーで見かけると、つい手を伸ばしたくなるシュークリーム。香ばしく焼き上げられた生地の中には、カスタードクリームや生クリームがたっぷり。小さなひとつの中に、焼き菓子の香ばしさとクリームのなめらかさが詰まっています。
しかもシュークリームは、ただ「甘くておいしい」だけのお菓子ではありません。
なぜ生地は丸く膨らむのか。
なぜ「シュークリーム」という名前なのか。
そして、なぜ毎月19日が「シュークリームの日」になったのでしょうか。
知っているようで意外と知らないシュークリームの世界を、毎月19日をきっかけに少しだけのぞいてみましょう。
毎月19日は「シュークリームの日」
「シュークリームの日」を制定したのは、スーパーやコンビニなどで人気の「牛乳と卵のシュークリーム」をはじめ、さまざまなスイーツを製造・販売している株式会社モンテールです。
日付は毎月19日。
その理由は、「19」という数字が「シュークリーム」の語感と似ていることから。
「19」という数字を見たときに「シュー」と連想できる語呂合わせを活かして、毎月19日がシュークリームを楽しむ日として選ばれました。
この記念日の目的は、シュークリームをより身近なおやつとして楽しんでもらうこと。
特別な日だけに食べる高級なお菓子ではなく、日常のちょっとした楽しみとしてシュークリームを味わってほしいという思いが込められています。
「シュークリームの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
毎月19日に訪れるからこそ、年に一度のイベントとは違った気軽さがあります。
19日になったら、仕事や勉強の合間にひとつ。家族とのおやつにひとつ。あるいは、一日頑張った自分への小さなご褒美にひとつ。
そんな楽しみ方ができる記念日です。
「シュークリーム」の名前には、キャベツが隠れている?
ところで、「シュークリーム」という名前の「シュー」とは、何を意味しているのでしょうか。
実は、フランス語の「chou(シュー)」には「キャベツ」という意味があります。
シュークリームの生地は、焼き上げると丸くふっくらと膨らみます。
その姿がキャベツのように見えることから、「シュー」と呼ばれるようになったとされています。
つまり、私たちが何気なく呼んでいる「シュークリーム」という名前には、「キャベツ」を意味する言葉が入っているのです。
もちろん、中にキャベツが入っているわけではありません。
丸く膨らんだ生地の形を身近な野菜に見立てたことが、名前につながっていると考えると、なかなかユニークです。
普段なら何も気にせず食べてしまうシュークリームも、名前の由来を知るだけで少し面白く感じられます。
シュークリームのふくらみは偶然ではない
シュークリームを見て、誰もが一度は不思議に思うのが「なぜ中が空洞なのか」ということではないでしょうか。
シュー生地は、小麦粉、バター、水、卵などを使って作られます。
その生地を加熱すると、含まれている水分が水蒸気になります。
加熱によって生じた水蒸気が生地を内側から押し広げることで、生地は大きく膨らんでいきます。
そして焼き上がったとき、外側には香ばしい皮ができ、内部には大きな空洞が残ります。
この空洞こそが、カスタードクリームや生クリームを詰め込むためのスペースです。
つまり、シュークリームの特徴的な形は、単なる見た目の工夫ではありません。
材料の性質と加熱による変化を利用して、「中にクリームを入れられるお菓子」が生まれているのです。
ふわっと膨らんだ一個のシュークリームを眺めてみると、そこにはお菓子作りの工夫が隠されています。
外は香ばしく、中はなめらか
シュークリームのおいしさを考えるとき、欠かせないのが「食感の対比」です。
外側のシュー生地には、焼き上げによる香ばしさがあります。
一方、中に入っているクリームは、とろりとなめらか。
ひと口食べれば、香ばしい生地と濃厚でなめらかなクリームが一緒に口の中へ広がります。
この異なる食感と風味の組み合わせが、シュークリームの大きな魅力です。
外側だけを食べれば焼き菓子らしさを感じられます。
クリームだけなら、卵や牛乳、生クリームなどのコクを楽しめます。
その二つが一緒になることで、シュークリームならではのおいしさになるのです。
カスタード派? 生クリーム派?
シュークリームを選ぶとき、意外と大きなポイントになるのが「中身」です。
定番として親しまれているのがカスタードクリーム。
卵や牛乳のコクがあり、シュー生地との相性も抜群です。
一方、生クリームを使ったシュークリームは、ふんわりと軽やかな口当たりが魅力。
さらに、カスタードと生クリームの両方を楽しめるダブルクリームタイプもあります。
このほかにも、チョコレート、抹茶、いちご、キャラメル、コーヒーなど、さまざまな味が登場します。
同じシュークリームという名前でも、クリームの種類によって印象が大きく変わるのです。
だからこそ、毎月19日に「今日はどのシュークリームにしよう?」と選ぶ楽しさがあります。
シュークリームは、なぜ身近なおやつになった?
シュークリームの魅力は、味だけではありません。
ケーキのように特別な日に用意するだけでなく、スーパーやコンビニなどで気軽に購入できることも、長く親しまれている理由のひとつです。
仕事帰りに買う。
家でコーヒーと一緒に楽しむ。
家族のおやつにする。
友人と食べ比べてみる。
そんな日常のさまざまな場面に、シュークリームは自然に入り込んでいます。
しかも、一個でも満足感がありながら、ケーキほど大げさにならない。
「今日はちょっと甘いものが食べたい」という気分にちょうどよく寄り添ってくれる存在です。
「シュークリームをより身近なおやつにする」という記念日の目的も、こうしたシュークリームの魅力とよく合っています。
シュークリームを食べるとき、少しだけ観察してみよう
毎月19日にシュークリームを食べるなら、いつもより少しだけ細かく観察してみるのもおすすめです。
まずはシュー生地。
表面はどれくらい香ばしく焼けているでしょうか。
次に、ひと口食べたときの食感。
サクッとしているのか、しっとりしているのか。
そして中のクリーム。
カスタードの濃厚さを感じるのか、生クリームの軽やかさを感じるのか。
普段は何気なく食べているお菓子でも、意識を向けるだけで味わい方は変わります。
「おいしい」で終わらせず、「なぜおいしく感じるのだろう」と考えてみる。
それだけでも、身近なスイーツがちょっとした発見の対象になります。
読者へのメッセージ
毎月19日は「シュークリームの日」。
次の19日には、いつものシュークリームを少しだけ違った目線で味わってみませんか。
「なぜシュークリームという名前なんだろう?」
「どうして生地はあんなに膨らむんだろう?」
「このクリームにはどんな味の工夫があるんだろう?」
そんな小さな疑問を持って食べてみると、身近なおやつの中にも、名前の由来や材料の性質、作り手の工夫など、さまざまな物語が見えてきます。
何気なく買った一個のシュークリームも、背景を知れば、ただの甘いお菓子ではありません。
ふわっと膨らんだ生地。
その中に詰まったなめらかなクリーム。
そして、それを気軽に楽しめる日常。
毎月19日は、そんなシュークリームの魅力を改めて味わう日です。
頑張った日の小さなご褒美として。
家族や友人との楽しいおやつとして。
あるいは、何でもない一日を少しだけ特別にするために。
次の19日は、お気に入りのシュークリームをひとつ選んで、そのおいしさをゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。
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