7月26日は「夏風呂の日」です。
この記念日は、夏風呂の愛好家らによって制定されました。日付は「な(7)つふ(2)ろ(6)」と読む語呂合わせに由来しています。
夏は気温が高く、汗をかきやすいため、シャワーだけで済ませてしまう人も少なくありません。しかし、実は暑い季節だからこそ、湯船にゆっくり浸かることには多くのメリットがあります。
ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経の働きが活発になり、心身がリラックスしやすくなります。その結果、寝苦しい夏でも質の良い睡眠につながることが期待されています。また、エアコンによる「夏の冷え性」の改善にも役立つとされ、近年あらためて注目を集めています。
なぜ夏にお風呂が重要なのか?
「暑いのに、なぜわざわざ湯船へ?」
そう思う人も多いかもしれません。しかし、日本には古くから季節を問わず入浴を楽しむ文化があり、夏にもお風呂は大切な生活習慣の一つでした。
現代人は、冷房の効いた室内と屋外の暑さを何度も行き来することで、自律神経が乱れやすくなっています。そのため、
なんとなくだるい
食欲がない
夜なかなか眠れない
手足が冷える
といった「夏バテ」の症状を感じる人が増えています。
ぬるめのお湯に浸かることは、自律神経のバランスを整え、夏を快適に過ごすための昔ながらの知恵ともいえるでしょう。
雑学① 夏なのに「冷え性」になる人が増えている
冷え性というと冬のイメージがありますが、実は夏にも冷え性は起こります。
長時間のエアコン使用や冷たい飲み物の摂りすぎによって、身体の深部が冷えてしまうことが原因です。
特に女性は筋肉量が比較的少ないため、夏でも冷えを感じやすいとされています。
そのため、38~40℃程度のお湯に10~15分ほど浸かることが、身体を内側から温める習慣としておすすめされています。
雑学② 夏風呂は快眠への近道
夏の悩みのひとつが「寝苦しい夜」です。
実は、人は体温がゆるやかに下がるときに眠気を感じます。
入浴によって一時的に体温を上げることで、その後の体温低下がスムーズになり、自然な眠りにつながるといわれています。
特に就寝の1~2時間前に入浴すると、寝つきが良くなることが期待できます。
「最近よく眠れない」と感じている人は、シャワーだけではなく、夏風呂を試してみる価値があるかもしれません。
雑学③ 江戸時代の人々も夏に銭湯を楽しんでいた
日本では江戸時代から庶民の間で銭湯文化が広まりました。
当時はエアコンなど存在しませんでしたが、人々は汗を流し、さっぱりとした気分になるために頻繁に銭湯へ通っていました。
夏の入浴は単なる清潔習慣ではなく、
疲労回復
気分転換
人々の交流の場
としても重要な役割を果たしていたのです。
現代でいう「リラクゼーション施設」のような存在だったのかもしれません。
雑学④ 日本人は世界でも有数のお風呂好き
日本は温泉大国として知られています。
全国には約3,000を超える温泉地があり、季節を問わず多くの人が入浴を楽しんでいます。
真夏でも温泉地が人気を集めるのは、暑い季節でも湯に浸かる心地よさを日本人がよく知っているからでしょう。
実際に、温泉地では夏限定の「ぬる湯」や、爽やかな香りの湯など、夏ならではの楽しみ方も数多く見られます。
雑学⑤ 夏向け入浴剤が人気を集めている
近年では、夏専用の入浴剤も数多く販売されています。
メントールによる爽快感や、柑橘系・ハーブ系の香りを楽しめる商品は、湯上がりをさっぱりと感じさせてくれます。
また、炭酸ガス入りの入浴剤は、リラックスタイムを演出するアイテムとしても人気があります。
お気に入りの香りを見つけることで、夏のお風呂時間がより特別なものになるでしょう。
夏風呂を楽しむおすすめの入り方
夏風呂の日には、次のような入浴方法を試してみてはいかがでしょうか。
① お湯の温度は38~40℃程度
熱すぎるお湯はかえって身体への負担になります。
② 入浴時間は10~15分程度
長湯を避け、無理のない範囲で楽しみましょう。
③ 水分補給を忘れずに
入浴中は汗をかくため、脱水予防のためにも入浴前後の水分補給が大切です。
④ 入浴後はゆっくり過ごす
スマートフォンや強い光を避け、リラックスした時間を過ごすことで、より良い睡眠につながります。
読者へのメッセージ
暑い季節になると、ついシャワーだけで済ませてしまいがちです。しかし、日本には古くから「湯に浸かり、心と体を整える」という文化が受け継がれてきました。
現代はエアコンや冷たい飲み物によって、知らないうちに身体へ負担がかかりやすい時代でもあります。
そんな今だからこそ、夏風呂の日は「少し立ち止まって自分をいたわる時間の大切さ」を教えてくれる記念日なのかもしれません。
忙しい毎日の中でも、たった10分でも湯船に浸かる時間をつくることで、心がほっと落ち着き、翌日の体調にも良い変化が生まれるかもしれません。
7月26日の「夏風呂の日」をきっかけに、暑い夏だからこそ味わえるお風呂の心地よさを、ぜひあらためて感じてみてください。
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