地震・台風・大雨・停電……災害が頻発する日本において、**「スマートフォンひとつで自分と家族の命を守る」**という視点はますます重要になっています。その中で、あまり知られていないものの、**非常に役立つのが「Googleマップのオフラインマップ機能」**です。
今回は、この機能の雑学や豆知識を交えながら、災害時にどれほど頼もしいツールであるかをご紹介します。
◆ オフラインマップとは?
Googleマップの「オフラインマップ」は、特定のエリアを事前にダウンロードしておくことで、ネット環境がなくても地図が見られる機能です。災害時には通信インフラが断たれることがあり、普段当たり前のように使っているマップ機能が使えなくなる可能性があります。そんなとき、オフラインマップがあれば安心です。
◆ オフラインマップの意外なメリット・雑学
① オフラインでもナビが使える!
実はGPS信号はオフラインでも受信可能。つまり、事前にマップをダウンロードしておけば、現在地の確認や簡単な経路案内も可能です。徒歩での避難や移動中にも、迷子にならずに済みます。
② ダウンロードできるエリアの広さ
最大で約120,000平方キロメートルまで一括ダウンロードが可能。これは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県の一部を含む広大な範囲をカバーできるサイズです。例えば、「自宅」「実家」「避難先」のすべてを一度に保存することも可能です。
③ 有効期限がある
オフラインマップには有効期限(通常1ヶ月)があります。期限が切れる前に通知され、自動更新するよう設定することも可能ですが、災害が予測されるタイミング(台風接近など)で最新の地図に更新しておくのがポイントです。
④ 地図データだけでなく、施設情報も含む
ダウンロードされたマップには、道路情報だけでなく、避難所や病院、コンビニ、ガソリンスタンドなどの施設情報も含まれることがあります(表示内容は地域による)。これは、電波が使えない中でも大きな助けになります。
⑤ ダウンロード中はWi-Fi接続を推奨
オフラインマップは数百MB〜1GB程度の容量を使うことがあるため、Wi-Fi環境でのダウンロードが基本。災害時直前に慌ててダウンロードしないよう、日常的に備えておくことが大切です。
◆ ダウンロードの手順(おさらい)
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Googleマップアプリを開く
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左上のメニューから「オフラインマップ」を選択
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「自分の地図を選択」→保存したい範囲を選ぶ
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「ダウンロード」をタップ
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Wi-Fi環境で完了するのを待つだけ!
◆ 災害に備える“新常識”
防災グッズや非常食と並んで、今やスマートフォン内の**「オフラインマップ」も立派な防災アイテム**です。特に、スマホが生活インフラと直結している現代では、こうしたデジタル防災が生死を分ける可能性すらあります。
読者へのメッセージ
災害はいつ起こるかわかりません。大切なのは、「今できる備え」を怠らないことです。Googleマップのオフラインマップ機能は、たった数分で命を守るツールに変わります。スマホに入れるだけのこの簡単な対策を、ぜひ今日から実践してみてください。
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