実はAIとスマホのデータが支えている
Googleマップで表示される「混雑状況」や「営業中」情報は、単なる店舗の情報ではなく、リアルタイムの人流データやスマートフォンの位置情報、検索傾向などをAIが解析して生成しています。
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「混雑状況」:ユーザーのスマホから匿名で収集される位置情報をもとに、その施設にどれくらい人が集まっているかを推定。
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「営業中」:お店のオーナーが更新する情報に加え、Googleユーザーのレビュー投稿や訪問履歴、さらには地元のニュース情報などからも営業の有無を予測。
つまり、多くの人のスマホの動きが“今”の街の状況を可視化してくれているのです。
Googleマップ 混雑状況 リアルタイムの見方・利用手順
災害時に活用するには、日常的に使い方を理解しておくことが重要です。ここでは、スマートフォンでGoogleマップの「混雑状況」や「営業中」情報を確認する手順を解説します。
手順①:Googleマップアプリを開く
まずはスマートフォンでGoogleマップアプリを起動します(ブラウザでも利用可能ですが、アプリの方が情報表示が早く、見やすいです)。
手順②:調べたい施設や場所を検索する
たとえば「近くのスーパー」「○○避難所」「ガソリンスタンド」など、目的地を検索します。
手順③:「概要」タブを確認する
検索結果に表示された施設の詳細画面にある「概要」タブに注目。ここに以下の情報が表示されます:
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リアルタイム混雑状況:
「通常より空いています」や「非常に混雑しています」といった表示がグラフやテキストで表示されます。 -
営業時間情報:
「現在営業中」「営業時間外」などのステータスがリアルタイムで反映されています。 -
ユーザーの最新投稿:
最近訪れた人の口コミや写真も参考になります。
手順④:さらに「ピーク時の傾向」もチェック
リアルタイムに加えて、通常の時間帯別混雑傾向も確認できます。災害時でなくても、混雑回避に便利な情報です。
災害時にどう活用できる?
たとえば地震や台風の後、以下のような場面でGoogleマップのリアルタイム情報が活躍します:
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避難所の混雑を回避:避難先を選ぶときに、混雑している場所を避けて空いている避難所を探せる。
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営業中の店舗を探せる:コンビニやスーパー、ドラッグストアが営業しているかどうかを確認できる。
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ガソリンスタンドの混雑状況:長蛇の列ができているスタンドを避け、比較的空いている場所へ向かえる。
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病院や薬局の稼働状況確認:非常時に医療施設が開いているかをリアルタイムで確認可能。
リアルタイムデータだからこそ過信は禁物
便利な機能である一方、災害時の状況は急変します。通信インフラが一時的に停止することで、情報が更新されずに古いまま表示されるケースもあるため、最終的な判断には慎重さも必要です。情報源は複数を組み合わせて使うのが賢明です。
読者へのメッセージ
災害時には一秒の判断が命を救います。Googleマップの「混雑状況」や「営業中」情報は、そうした判断を助けてくれる貴重なツールです。特にリアルタイムの混雑状況は、避難や買い出しの計画を立てる上で大きな力になります。
日頃からGoogleマップに慣れておくことで、いざというときに迷わず使いこなせるようにしておきましょう。
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