8月11日は国民の祝日**「山の日」**として知られていますが、お菓子好きにとってはもう一つ見逃せない記念日があります。
それが**「きのこの山の日」**です。
1975年の発売以来、子どもから大人まで世代を超えて愛され続けている株式会社明治のロングセラー商品「きのこの山」。チョコレートとクラッカーというシンプルな組み合わせでありながら、その可愛らしい見た目や食感、そして長年続く「たけのこの里」との人気論争によって、日本を代表する国民的なお菓子へと成長しました。
さらに、「きのこの山の日」は企業の遊び心から誕生したユニークな記念日としても知られています。
この記事では、
きのこの山の日の由来
きのこの山誕生の歴史
「たけのこの里」との人気対決
海外での人気
思わず誰かに話したくなる雑学
まで、写真を見るように情景が浮かぶよう詳しくご紹介します。
きっと読み終えた頃には、「きのこの山」が今まで以上に食べたくなっていることでしょう。
きのこの山の日とは?
8月11日の**「きのこの山の日」**は、株式会社明治が制定し、2016年(平成28年)に一般社団法人日本記念日協会によって正式認定・登録された記念日です。
日付が8月11日になった理由は、とてもユニークです。
もちろん一番の理由は、
「山の日」=「きのこの山」
という分かりやすい語呂合わせ。
しかし、それだけではありません。
実は明治は、この記念日について「山の日に便乗しました。」とユーモアたっぷりに発表しました。
企業自ら「便乗」と表現したことでSNSやニュースでも話題となり、多くの人に親しまれる記念日となったのです。
遊び心を大切にする企業文化が伝わってくるエピソードといえるでしょう。
お菓子の形にも「8」と「11」が隠されている?
実は、8月11日にはもう一つ面白い理由があります。
「きのこの山」をよく観察すると、
チョコレート部分を2つ並べると「8」
クラッカー部分を2つ並べると「11」
のように見えることから、「8月11日」に結び付けられています。
ここまで考えられている記念日は非常に珍しく、お菓子そのものが記念日の由来になっている好例です。
食べるだけではなく、「見て楽しむ」要素まで盛り込まれているところに、きのこの山らしい遊び心があります。
きのこの山はなぜ生まれた?
1975年に誕生したロングセラー
きのこの山が発売されたのは1975年(昭和50年)。
当時、日本ではチョコレート菓子の人気が高まっていました。
そんな中で明治が開発したのが、
「チョコレートを手で持たずに食べられるお菓子」
という新しい発想でした。
チョコレートだけでは手が汚れてしまう。
そこで軸となるクラッカーを付けることで、
持ちやすい
食べやすい
サクサク食感も楽しめる
という現在のスタイルが誕生したのです。
きのこの形になった理由も、子どもたちが親しみやすく、「見た瞬間に楽しい」と思えるデザインを目指したからだとされています。
名前の由来は本物のきのこ
きのこの山を初めて見る人の多くは、
「本物のきのこみたい。」
という感想を抱きます。
実際、チョコレート部分は「傘」、クラッカー部分は「柄」をイメージしています。
自然界のきのこをモチーフにした可愛らしいデザインは、日本だけでなく海外でも高く評価されています。
海外では
「CHOCOROOMS(チョコルームズ)」
という名称で販売されており、
「かわいい」
「食べるのがもったいない」
という声も数多く寄せられています。
日本のお菓子文化を世界へ伝える存在の一つになっているのです。
「たけのこの里」と終わらない人気対決
きのこの山を語るうえで欠かせないのが、
「きのこ派 VS たけのこ派」
という長年続く人気論争です。
「たけのこの里」は1979年に発売されました。
発売当初から比較され続け、
クラッカー派
クッキー派
という好みの違いによって、多くの人が「どちら派か」を語り合っています。
SNSでは毎年のように話題となり、
「今日は絶対きのこの山!」
「いや、たけのこの里しか勝たん。」
という投稿が数え切れないほど見られます。
明治も、
きのこ・たけのこ総選挙
国民投票
愛の深さ選手権
など数多くのイベントを開催。
勝敗を競うというよりも、
「どちらを選んでも楽しい」
という文化そのものがブランドの魅力になっています。
これは発売から何十年経っても話題が尽きない、非常に珍しいマーケティング成功例としても知られています。
実は記念日が3回も登録されている
東京オリンピック開催に伴い、
2020年と2021年は祝日の「山の日」が移動しました。
これに合わせて明治は、
2020年:8月10日
2021年:8月8日
についても「きのこの山の日」として登録。
その結果、
8月8日・8月10日・8月11日
という3つの日付で認定を受ける珍しい記念日となりました。
企業の柔軟な発想とファンを楽しませたいという姿勢が感じられる出来事です。
実はきのこの種類は数千種以上
「きのこの山」にちなんで、本物のきのこにも目を向けてみましょう。
日本には数千種類ものきのこが確認されているといわれています。
その中で実際に食用として流通しているのは、ごく一部です。
私たちが普段食べている
しいたけ
えのき
まいたけ
ぶなしめじ
エリンギ
などは、うま味成分であるグアニル酸を豊富に含み、日本の食文化を支える大切な食材です。
「きのこの山」という名前は、お菓子でありながら自然への親しみも感じさせてくれるネーミングといえるでしょう。
長く愛される5つの理由
発売から約50年。
きのこの山が今もなお売れ続ける理由は何でしょうか。
① 手が汚れにくい
クラッカー部分を持つだけで食べられるため、小さな子どもでも食べやすい設計です。
② 食感のバランス
なめらかなチョコレートとサクサクしたクラッカーが絶妙に調和しています。
③ 見た目がかわいい
本物のきのこのようなフォルムは、一目見ただけで印象に残ります。
④ 家族みんなで楽しめる
世代を超えて親しまれ、親子三世代で食べた思い出があるという人も少なくありません。
⑤ 会話が生まれる
「きのこ派?たけのこ派?」
この一言だけで会話が始まるお菓子は、世界でもそう多くありません。
味だけではなく、人と人をつなぐコミュニケーションツールとしての魅力も持っているのです。
きのこの山の日をもっと楽しむアイデア
8月11日は、お菓子を食べるだけでなく、家族や友人と楽しむ日にしてみてはいかがでしょうか。
例えば、
「きのこ派」「たけのこ派」で投票してみる
冷蔵庫で冷やして食感の違いを楽しむ
アイスやパフェのトッピングに使う
子どもと一緒にきのこの形を観察する
山の日にハイキングへ出かけ、おやつとして持参する
など、さまざまな楽しみ方があります。
記念日をきっかけに、いつものおやつ時間が少し特別な思い出へと変わるでしょう。
読者へのメッセージ
「きのこの山の日」は、単なる企業の記念日ではありません。発売から約50年にわたり多くの人々に愛され続けてきた「きのこの山」には、おいしさだけでなく、開発者の工夫や遊び心、そして家族や友人との思い出が詰まっています。
何気なく手に取る一粒のお菓子にも、誕生の背景や時代を超えて受け継がれてきたストーリーがあります。そうした物語を知ることで、いつものおやつ時間はより特別で、心温まるひとときへと変わるでしょう。
8月11日は「山の日」とともに、「きのこの山の日」にも目を向けてみませんか。お気に入りのお菓子を囲みながら、「きのこ派?たけのこ派?」と語り合う時間は、何気ない日常に笑顔と会話を生み出してくれます。
身近なものに隠された歴史や工夫に気づくことは、新しい発見や楽しみにつながります。そんな小さな発見を積み重ねることで、毎日はもっと豊かで彩りのあるものになるはずです。8月11日が、あなたにとって笑顔あふれる素敵な一日になることを願っています。
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