遊び場の定番アイテム「シーソー」。子どもたちの笑い声とともに、スムーズに上がったり下がったりするあの遊具は、見た目の単純さとは裏腹に、歴史と文化の面白い秘密を秘めています。
多くの人が「シーソーは英語の see-saw から来ている」と思い込んでいますが、実はその語源は フランス語 にあります。フランス語の “ci-ça”(スィサ) は、「これ、それ」を意味する言葉で、両端が交互に動くシーソーの動きを表現していたのです。この表現が18世紀にイギリスへ渡り、英語として定着。やがて現在の see-saw / シーソー という名称になりました。
つまり、私たちが何気なく呼んでいる「シーソー」という言葉は、英語風に見えて実はフランス語の影響を受けた国際的な言語の産物。遊具ひとつにしても、文化と歴史のクロスオーバーが存在するのです。
シーソーの語源を知る3つのポイント
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フランス語由来:ci-ça = 「これ、それ」の意味
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英語化の歴史:18世紀、イギリスで see-saw として定着
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動きの表現:両端が交互に動く様子を言葉で表現
なぜ知っておくと面白いのか?
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日常にある遊具でも、言葉のルーツを知ると視点が変わる
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英語っぽく見える単語も、実は別の言語が源になっていることがある
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言語や文化の歴史の面白さを、遊び場からも学べる
読者へのメッセージ
次に公園でシーソーに乗るときは、単なる遊びではなく「これはフランス語の名残なんだ」と想像してみてください。子どもも大人も楽しめる遊具が、世界をつなぐ文化の証でもあることに気づくはずです。

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